オレンジから落ち着いたコーラルピンクへと移ろう花色。繊細な花弁が美しく重なり合い、可愛らしくロマンチックな魅力を宿す。そんな花が、どこかエキゾチックな雰囲気を漂わせる枝葉に咲き、異国情緒を感じさせる。房咲きの花付きもリズミカル。咲き誇る姿はまるで歴史を刻む道を彩るように、鮮やかに庭を染める。
【花】
オレンジ、ロゼット咲き、小中輪房咲きの花。フルーツの強香。
【栽培】
四季咲き性。樹勢が強く、耐病性も強い横張りシュラブ樹形のバラ。うどんこ病に強く、黒星病にとても強い。地植え・鉢植えのどちらにも適している。夏剪定は早めのタイミングで行い、関東以西の暖地では8月半ばから後半が適期。樹高は高めのため、庭で自立するシュラブとして植える場合は後方に配置するとバランスが良い。 つる仕立てにする場合は、フェンスやポール、オベリスク、トレリスなどに向いている。トゲの量は標準的。シュート更新は不要。
タイプS
無農薬でも、ほとんど病気が発生しない驚異的な耐病性を持つバラ。庭木や草花と同じように、害虫が発生したときにだけ殺虫剤を散布するか、手で捕殺するだけで育てることができる。また、半年に一度(3月上旬と9月上旬の冬剪定後・夏剪定後)殺菌剤を散布すれば、一年を通して美しい株姿を維持しやすい。無農薬でも十分に育てられる、これまでのバラの常識を超えた画期的なバラ。「タイプ0」のバラを全国のさまざまな気候帯で数年間無農薬栽培し、特に病気に強い品種を「タイプS」と定める。耐病性において、まさに殿堂入りを果たしたバラである。
【名前の由来】
シルクロードとは、ユーラシア大陸の東西を結び、アジアとヨーロッパの間で絹をはじめとする物品や科学技術、宗教が行き交い、互いに影響を与え合った交易路。砂丘を斜陽が照らす中、キャラバンの人々がラクダとともに旅をする──そんな幻想的な光景が、このバラの姿に重なる。西洋的でも東洋的でもない、中間的な雰囲気を持つ枝葉や樹形、そして花の印象から、この名を授けた。
品種名 | シルクロード |
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Name | Silk Road |
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ブランド | 【ロサオリエンティス プログレッシオ】 |
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系統 | S 【シュラブローズ】 | 作出年 | 2022年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 不明もしくは未発表 |
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花色 | 【オレンジ系】 【オレンジ】 | 花の特性 | |
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花形 | 【ロマンチック系】 【ロゼット咲き】 | 花径 | 【小中輪】 |
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芳香 | 【強香】 | 香質 | 【フルーツ】 |
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樹形 | 【シュラブ樹形 横張タイプ】 | 樹高・伸長 | 【120〜150cm】 |
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トゲの量 | 【トゲは普通】 |
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樹勢 | 【樹勢が強い】 | うどんこ病 | 【うどんこ病に強い】 |
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黒星病 | 【黒星病にとても強い】 | 耐陰性 | 【耐陰性は普通】 |
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耐寒性 | 【耐寒性は普通】 | 耐暑性 | 【耐暑性がとても強い】 |
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特性 | 【おすすめ】 【初心者向き】 【タイプ1以上】 【中香以上】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 【アーチ向き】 【オベリスク・トレリス向き】 【ポール向き】 【高フェンス向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 品種登録出願中
出願品種名称:KIMmangifera
品種登録出願番号:第36520号


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