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2023 Japan Takunori Kimura
軽快で爽やかな花色、豊満で魅力的は花容。美の調和が感じられるバラ。
【花】
黄みがかったアプリコット、カップ咲き、中輪房咲きの花。柑橘を感じるフルーツにティの強香。アプリコットから咲き進むと、クリーム色に。おおらかでありながら、とても魅力的な美しいカップ咲きに咲く。咲き進むとロゼット咲きに。
【栽培】
四季咲き性。樹勢は普通、耐病性が強い横張の木立樹形のバラ。うどんこ病にも黒星病にも強い。年に5回の剪定後ごとの薬剤散布(殺菌剤)を行えば一年間美しい葉を維持できる。タイミングは冬剪定後の芽が膨らみ始めた時、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた花後剪定後の5回。剪定後は株が小さくなるので散布の仕事量の低減やコスト削減になる。また薬剤散布を一切行わなくても、環境の良い場所では、ほとんど病気にならずに生育する。もしくは多少葉を落としてもすぐに新芽を伸ばし、枝葉を吹きなおす。耐暑性だけでなく、寒さにもやや強く、寒冷地の気候にも適応できる。地植え、鉢植えにともに向く。樹高はやや低めなので、お庭で植えるなら前方から半ばに。トゲは普通。シュート更新はいらない。枯れた枝や、劣化した枝を切り落とし、込み入った場所の枝を梳けば良い。
【育種エピソード】
10年近く選抜で見てきたが、最も耐病性がある品種達と比べると、ほんの少しその性質に劣る。だが、バラの魅力は花であると、ほんの少しだけ目をつぶり発表した。最近耐病性に偏りすぎた選抜を行っていた自分自身を気づかせてくれたバラ。とはいえ、前時代のバラと比べると、圧倒的な耐病性を持つ。美しさや香りなど花の魅力と、耐病性、樹の機能面の性能。そのバランスの上に、バラの育種は成り立つ。
【命名由来】
フランス、シャンパーニュ地方のスパークリングワインのイメージから。花色もそうだが、香りはティをベースに柑橘等、フルーツの香りが混ざり、まさにそのスパークリングワインを思い出す。また、13世紀にシャンパーニュ伯チボー4世が十字軍の遠征から帰る際に、ダマスクローズをフランスに持ち帰ったことも、そこに重ねて。
タイプ・1 木立
花色・アプリコット 花形・カップ咲き 花径・中輪 花もち・普通
香り・強香 香質・フルーツにティ 開花・四季咲き
樹形・木立樹形 普通タイプ 樹高・1.0m 樹張り・0.9m
樹勢・普通 うどんこ病・強い 黒星病・強い
半日陰・普通 耐寒性・普通 耐暑耐湿性・強い 耐薬剤耐性・強い
品種名 | シャンパーニュ |
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Name | Champagne |
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ブランド | 【ロサオリエンティス プログレッシオ】 |
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系統 | F 【フロリバンダローズ】 | 作出年 | 2023年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 不明もしくは未発表 |
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花色 | 【オレンジ系】 【アプリコット】 | 花の特性 | |
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花形 | 【ロマンチック系】 【カップ咲き】 | 花径 | 【中輪】 |
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芳香 | 【強香】 | 香質 | 【フルーツ】にティ |
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樹形 | 【木立樹形 普通タイプ】 | 樹高・伸長 | 【90〜120cm】 |
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トゲの量 | 【トゲは普通】 |
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樹勢 | 【樹勢は普通】 | うどんこ病 | 【うどんこ病に強い】 |
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黒星病 | 【黒星病に強い】 | 耐陰性 | 【耐陰性は普通】 |
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耐寒性 | 【耐寒性は普通】 | 耐暑性 | 【耐暑性が強い】 |
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特性 | 【おすすめ】 【初心者向き】 【タイプ1以上】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 品種登録出願中
出願品種名称:KIMcalida
品種登録出願番号:第36529号
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●高温期は見本の花色・花形と異なる花が咲きます。見本の画像は春や秋に開花した時の写真になります。
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