ブリティッシュレッドの花色に、バラの紋章を思わせるようなオールドローズらしいロゼット咲き。ボタンアイを持つ繊細な花弁が重なり合い、小中輪ながらも優雅で印象的な花型を作り出す。豊かな香りを備え、これほどの芳香を持つ小中輪のバラは数少ない。表情豊かで可愛らしい花が次々と咲き、小さめの葉と相まって、軽やかな雰囲気を演出する。年間を通して花色や花形の変化が少なく、春秋の低温期はもちろん、夏の高温期でも観賞価値の高い美しい花を咲かせる。まるで物語の世界から抜け出したような、不思議な魅力を持つバラ。
【花】
黒赤、ロゼット咲き、小中輪房咲きの花。ダマスクにハーブの強香。切りバラにも向く
【栽培】
四季咲き性。樹勢は普通、耐病性が強いシュラブ樹形のバラ。うどんこ病にとても強く、黒星病にも強い。地植え・鉢植えのどちらにも適している。初期生育がやや遅いので、植え付け後、半年はつぼみを取り続け、株の充実をはかるソフトピンチが効果的。まとまりの良いシュラブ樹形でそれほど場所はとらずに植えられる。冬剪定等深めに切れば木立として育てられ、切らずに誘引し構造物にとめれば、トレリスやオベリスクにコンパクトなつるバラとして育てられる。夏剪定は普通のタイミングで(関東以西の暖地の場合前半から9月半ば)。樹高は平均的なので、お庭で植えるなら前方から半ばに。トゲの量は標準的。シュート更新は不要。
タイプ1
無農薬でも育つ、とても丈夫なバラ。バラの生育期間(3月〜11月)に、月に一度の薬剤散布を行えば、一年を通して綺麗な株姿を維持しやすい。たとえ葉を落としたとしても、何事もなかったかのように枝葉を伸ばし、力強く成長し続ける
【命名由来】
「ルイス キャロル(Lewis Carroll)」は、『不思議の国のアリス』の作者に由来する。夢と幻想に満ちた物語を紡いだ彼の作品のように、このバラもまた、不思議な魅力を持ち、見る者を惹きつける。繊細な花弁が織りなすロゼット咲きの優雅な姿と、豊かな香りが、まるで物語の一場面のように心に残ることから、この名を授けた。
品種名 | ルイスキャロル |
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Name | Lewis Carroll |
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ブランド | 【ロサオリエンティス】 |
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系統 | S 【シュラブローズ】 | 作出年 | 2020年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 不明もしくは未発表 |
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花色 | 【赤系】 【黒赤】 | 花の特性 | 【ボタンアイ】 |
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花形 | 【ロマンチック系】 【ロゼット咲き】 | 花径 | 【小中輪】 |
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芳香 | 【強香】 | 香質 | 【ダマスク】 |
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樹形 | 【シュラブ樹形 普通タイプ】 | 樹高・伸長 | 【120〜150cm】 |
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トゲの量 | 【トゲは普通】 |
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樹勢 | 【樹勢は普通】 | うどんこ病 | 【うどんこ病にとても強い】 |
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黒星病 | 【黒星病に強い】 | 耐陰性 | 【耐陰性は普通】 |
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耐寒性 | 【耐寒性は普通】 | 耐暑性 | 【耐暑性が強い】 |
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特性 | 【おすすめ】 【初心者向き】 【タイプ1以上】 【中香以上】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 【アーチ向き】 【オベリスク・トレリス向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 品種登録出願中
出願品種名称:KIMmirrori
品種登録出願番号:第35045号


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●高温期は見本の花色・花形と異なる花が咲きます。見本の画像は春や秋に開花した時の写真になります。
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