軽快で爽やかな花色に、豊満で魅力的な花容。美の調和を感じさせるバラ。おおらかでありながら、洗練された美しさを持ち、カップ咲きから咲き進むにつれてロゼット咲きへと変化する。美しさや香りといった花の魅力、耐病性や樹勢といった機能性──そのすべてのバランスの上に、バラの育種は成り立つ。このバラは、その理想を体現するかのように咲き誇る。
【花】
黄みがかったアプリコット、カップ咲き、中輪房咲きの花。柑橘を感じるフルーツにティの強香。アプリコットから咲き進むと、クリーム色に。
【栽培】
四季咲き性。樹勢は普通、耐病性が強い横張の木立樹形のバラ。うどんこ病にも黒星病にも強い。地植え、鉢植えにともに向く。樹高はやや低めなので、お庭で植えるなら前方から半ばに。トゲは普通。シュート更新はいらない。
タイプ0
無農薬でも、株の上部にはほとんど病気が発生しない、優れた耐病性を持つバラ。庭木や草花と同じように、害虫が発生した際にのみ殺虫剤を散布するか、捕殺するだけで育てられる。剪定のたびに殺菌剤を散布すれば、一年を通して美しい葉を維持しやすい。散布のタイミングは、冬剪定後の芽が膨らみ始めた時、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた後の剪定後の計5回。剪定後は株が小さくなるため、作業量やコストの負担を軽減できる。細かなことを気にしなければ無農薬で十分に育てられる、これまでのバラの常識を超えた品種。
【命名由来】
「シャンパーニュ(Champagne)」は、フランス・シャンパーニュ地方のスパークリングワインのイメージから名付けられた。花色はもちろん、その香りもティをベースに柑橘やフルーツのニュアンスが混ざり、まるでシャンパーニュを思わせる華やかさと爽やかさを纏っている。また、13世紀にシャンパーニュ伯チボー4世が十字軍遠征から帰国する際、ダマスクローズをフランスにもたらしたという歴史とも重なり、この名を名付けた。
品種名 | シャンパーニュ |
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Name | Champagne |
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ブランド | 【ロサオリエンティス プログレッシオ】 |
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系統 | F 【フロリバンダローズ】 | 作出年 | 2023年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 不明もしくは未発表 |
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花色 | 【オレンジ系】 【アプリコット】 | 花の特性 | |
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花形 | 【ロマンチック系】 【カップ咲き】 | 花径 | 【中輪】 |
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芳香 | 【強香】 | 香質 | 【フルーツ】にティ |
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樹形 | 【木立樹形 普通タイプ】 | 樹高・伸長 | 【90〜120cm】 |
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トゲの量 | 【トゲは普通】 |
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樹勢 | 【樹勢は普通】 | うどんこ病 | 【うどんこ病に強い】 |
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黒星病 | 【黒星病に強い】 | 耐陰性 | 【耐陰性は普通】 |
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耐寒性 | 【耐寒性は普通】 | 耐暑性 | 【耐暑性が強い】 |
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特性 | 【おすすめ】 【初心者向き】 【タイプ1以上】 【中香以上】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 品種登録出願中
出願品種名称:KIMcalida
品種登録出願番号:第36529号


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●高温期は見本の花色・花形と異なる花が咲きます。見本の画像は春や秋に開花した時の写真になります。
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