純白からアイボリーへと柔らかく変化する、清楚で純潔な美しさを持つバラ。房咲きでたわわに咲くその姿は、まるで繊細な装飾を施した白い絨毯や、花嫁の純白のドレスを思わせる。透明感のある上質な香りが漂い、優雅で心地よい空間を作り出す。香りが強いにもかかわらず花持ちが良く、咲き続けるたびに純粋な美しさを静かに讃えるバラ。
【花】
白からアイボリー、ボタンアイになることもあるロゼット咲き、小中輪房咲きの花。ダマスクにフルーツの強香。
【栽培】
四季咲き性。樹勢が強く、耐病性が高いシュラブ樹形のバラ。うどんこ病には強く、黒星病にはとても強い。地植え・鉢植えのどちらにも適している。コンパクトなシュラブ樹形で、栽培や剪定は木立に準じて育てれば良い。夏剪定はやや早めに(関東以西の暖地の場合8月後半から9月前半)。樹高はやや高めなので、お庭で植えるなら半ばから後方に。夏までは中輪房咲き木立のフロリバンダのように育つが、秋の花枝だけ伸びるので、その枝を利用し、オベリスクやトレリス、フェンスなどに、コンパクトなつるバラに仕立てることができる。トゲの量は標準的。シュート更新は不要。
タイプ0
無農薬でも、株の上部にはほとんど病気が発生しない、優れた耐病性を持つバラ。庭木や草花と同じように、害虫が発生した際にのみ殺虫剤を散布するか、捕殺するだけで育てられる。剪定のたびに殺菌剤を散布すれば、一年を通して美しい葉を維持しやすい。散布のタイミングは、冬剪定後の芽が膨らみ始めた時、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた後の剪定後の計5回。剪定後は株が小さくなるため、作業量やコストの負担を軽減できる。細かなことを気にしなければ無農薬で十分に育てられる、これまでのバラの常識を超えた品種。
【命名由来】
「トリニティ(Trinity)」は、三つ揃いを意味する言葉に由来する。花の美しさ、強い香り、そして育てやすさ──通常、バラにとって兼ね備えることが難しい三つの魅力が見事に調和した特性を持つことから、この名を授けた。また、純白の花の姿が、神聖な輝きを放つように感じられることも、この名に込めた理由のひとつである。
品種名 | トリニティ |
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Name | Trinity |
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ブランド | 【ロサオリエンティス プログレッシオ】 |
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系統 | S 【シュラブローズ】 | 作出年 | 2021年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 不明もしくは未発表 |
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花色 | 【白系】 【白】 | 花の特性 | |
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花形 | 【ロマンチック系】 【ロゼット咲き】 | 花径 | 【小中輪】 |
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芳香 | 【強香】 | 香質 | 【ダマスク】にフルーツ |
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樹形 | 【シュラブ樹形 普通タイプ】 | 樹高・伸長 | 【120〜150cm】 |
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トゲの量 | 【トゲは普通】 |
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樹勢 | 【樹勢が強い】 | うどんこ病 | 【うどんこ病に強い】 |
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黒星病 | 【黒星病にとても強い】 | 耐陰性 | 【耐陰性は普通】 |
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耐寒性 | 【耐寒性は普通】 | 耐暑性 | 【耐暑性が強い】 |
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特性 | 【おすすめ】 【初心者向き】 【タイプ1以上】 【中香以上】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 【オベリスク・トレリス向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 品種登録出願中
出願品種名称:KIMwhitei
品種登録出願番号:第35046号


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●高温期は見本の花色・花形と異なる花が咲きます。見本の画像は春や秋に開花した時の写真になります。
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