繊細な花弁が幾重にも重なり、ピンクをベースにクリーム、アプリコット、黄色が溶け合うように混ざり合う。温かみのある色彩が織りなすその花は、まるで美と包容力を具現化したかのよう。このバラが咲くだけで、周囲の空気や雰囲気までもが変わる。まるで何気ない日常が天国へと変わるような、特別な輝きを放つ。冬になり花がない季節でも、トゲが少なく、ほんのり赤みを帯びた枝が美しく、静かに佇むその姿にも風情を感じる。存在そのものが空間を彩る、優雅で気高いバラ。
【花】
ピンクをベースにクリーム、アプリコット、黄色が混ざりあう花色、弁先が尖る波状弁咲き、中輪房咲きの花。ダマスクとティにスパイスの強香。
【栽培】
繰り返し咲き性。樹勢が強く、耐病性が普通のシュラブ樹形のバラ。うどんこ病に強く、黒星病は普通。背が高めのフロリバンダとして育てるか、家庭用のつるバラとして仕立てるのに適している。地植え・鉢植えのどちらにも適している。夏剪定は早めのタイミングで行い、関東以西の暖地では8月半ばから後半が適期。樹高は高めのため、庭で自立するシュラブとして植える場合は後方に配置するとバランスが良い。 つる仕立てにする場合は、フェンス、ポール、オベリスク、トレリスなどに向いている。トゲの量は少ない。シュート更新は不要。
タイプ2
適度な薬剤散布で健全に育つ丈夫なバラ。バラの生育期間(3月〜11月)に、月に2回の適切な薬剤散布を行えば、一年を通して美しい株姿を維持しやすい。たとえ葉を落としても、樹勢の強さによって枝葉を伸ばし直し、健全に生育することが多い。
【命名由来】
「ペネロペイア(P?nelopeia)」は、ギリシャ神話に登場するオデュッセウスの妻、ペネロペイアに由来する。彼女は夫の帰還を辛抱強く待ち続けた誠実さと深い愛の象徴。その姿を、このバラが持つ包容力と温かみのある美しさに重ねて名付けた。
品種名 | ペネロペイア |
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Name | Pēnelopeia |
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ブランド | 【ロサオリエンティス】 |
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系統 | S 【シュラブローズ】 | 作出年 | 2018年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 未発表 |
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花色 | 【ピンク系】 【ピンク】+アプリコットピンク | 花の特性 | 【複色】 |
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花形 | 【ヘブンリー系】 【宝珠弁咲き】 | 花径 | 【中輪】 |
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芳香 | 【中香】 | 香質 | 【ダマスク】 |
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樹形 | 【シュラブ樹形 普通タイプ】 | 樹高・伸長 | 【150〜200cm】 |
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トゲの量 | 【トゲが少ない】 |
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樹勢 | 【樹勢は普通】 | うどんこ病 | 【うどんこ病に強い】 |
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黒星病 | 【黒星病は普通】 | 耐陰性 | 【耐陰性は普通】 |
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耐寒性 | 【耐寒性は普通】 | 耐暑性 | 【耐暑性が強い】 |
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特性 | 【おすすめ】 【中香以上】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 【アーチ向き】 【オベリスク・トレリス向き】 【ポール向き】 【高フェンス向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 登録品種
出願品種名称:KIMlive
品種登録出願番号:第33531号
品種登録番号:第29700号
こちらのこちらの鉢などに
バラがよく育つと評判の、こちらの用土で丁寧に植えつけ販売します。
育て方が分からなくなっても安心☆育て方のパンフレットも一緒にお送りします。
●大苗の植え替え時期(予約大苗は除く)
2月〜5月に届いた方は植え替えは一番花が終わった6月頃に、6月〜11月に届いた方はすぐに根鉢を崩さないよう8号〜10号鉢に鉢増しや地植えにしてください。
12月〜1月に届いた方は用土替えや鉢増し、地植えをしてください。
※鉢増しの仕方はこちら
※用土替えの仕方はこちら
お届け時期 |
植え替え時期 |
根鉢 |
2月〜5月 |
一番花が終わった6月頃 |
崩してはダメ |
6月〜11月 |
届いたらすぐ |
崩してはダメ |
12月〜1月 |
12月〜2月まで |
崩しても良い |

●ラッピングをご希望の方はこちら
●高温期は見本の花色・花形と異なる花が咲きます。見本の画像は春や秋に開花した時の写真になります。
●バラ苗のご注文に関しましては、必ずこちらのページをお読みの上、ご理解してご注文くださいませ。植物という商品の特徴となります。どうぞよろしくお願い致します