落ち着いた茶色と藤色が溶け合うような、上品なベージュ色のバラ。可愛らしいサイズ感ながら、繊細な花形と個性的な花色が調和し、愛らしさの中に独特の存在感を放つ。どこか物憂げで幻想的な雰囲気を纏い、見る者の心を惹きつけるバラ。そして、咲く気候や季節によって、藤色寄りに咲いたり、茶色寄りに咲いたりと、移ろいゆく色の変化も楽しめる。
【花】
落ち着いたベージュ色、ロゼット咲き、小中輪房咲きの花。ティの微香。花持ちがとてもよく、切りバラにも向く。
【栽培】
四季咲き性。樹勢は普通、耐病性が強い横張の木立樹形のバラ。うどんこ病にも黒星病にも強い。ベト病には弱いので、ベト病が発生しやすいい寒冷地での栽培はお勧めできない。地植え、鉢植えにともに向く。樹高は低めなので、お庭で植えるなら前方に。コンパクトなので小スペースに植えられる。耐病性は強いが、樹勢が弱いため、初期の生育はゆっくりと進む。 ソフトピンチを繰り返し、株をしっかりと大きくしてから花を咲かせると良い。トゲは普通。シュート更新はいらない。
タイプ0
無農薬でも、株の上部にはほとんど病気が発生しない、優れた耐病性を持つバラ。庭木や草花と同じように、害虫が発生した際にのみ殺虫剤を散布するか、捕殺するだけで育てられる。剪定のたびに殺菌剤を散布すれば、一年を通して美しい葉を維持しやすい。散布のタイミングは、冬剪定後の芽が膨らみ始めた時、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた後の剪定後の計5回。剪定後は株が小さくなるため、作業量やコストの負担を軽減できる。細かなことを気にしなければ無農薬で十分に育てられる、これまでのバラの常識を超えた品種。
【命名由来】
「シャーウッド(Sherwood)」は、イギリス・ノッティンガム近郊に広がるロビンフッドが隠れ住んだ森の名に由来する。神秘的で落ち着いた花色、そして気候や季節によって表情を変えるその姿が、深い森に秘められた物語のように魅力的であることから、この名を授けた。
品種名 | シャーウッド |
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Name | Sherwood |
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ブランド | 【ロサオリエンティス ノヴァ】 |
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系統 | F 【フロリバンダローズ】 | 作出年 | 2023年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 不明もしくは未発表 |
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花色 | 【茶系】 【ベージュ】 | 花の特性 | |
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花形 | 【ロマンチック系】 【ロゼット咲き】 | 花径 | 【小中輪】 |
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芳香 | 【微香】 | 香質 | 【ティ】 |
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樹形 | 【木立樹形 横張タイプ】 | 樹高・伸長 | 【60〜90cm】 |
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トゲの量 | 【トゲは普通】 |
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樹勢 | 【樹勢は普通】 | うどんこ病 | 【うどんこ病に強い】 |
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黒星病 | 【黒星病にとても強い】 | 耐陰性 | 【耐陰性が弱い】 |
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耐寒性 | 【耐寒性が弱い】 | 耐暑性 | 【耐暑性は普通】 |
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特性 | 【おすすめ】 【初心者向き】 【タイプ1以上】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 品種登録出願中
出願品種名称:KIMsilvae
品種登録出願番号:第36526号


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●高温期は見本の花色・花形と異なる花が咲きます。見本の画像は春や秋に開花した時の写真になります。
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