バラの名前
バラの外国語名
バラが属するブランド名
基本的に育種家ごとにブランド名がある。同じ育種家でも、作出から30年程経過したバラは、ブランドから外れる場合が多い。ブランドに属すバラは品種登録や商標登録、など、知的財産権に基づいた法律によって守られているバラが多い。または契約品種など紳士協定に基づき、販売されるバラもある。
バラが属する系統名
バラは元となる野生種や、自然による選抜、人為的な選抜、人工交配などにより、同じような花や樹の性質をもったバラを系統としてグループでまとめています。バラ初心者は、分からなくて問題ありません。慣れてくると知らないバラでも、その系統名を聞いただけで、おおよその性質が推測できる便利な区分です。
バラが世に発表された年
バラを育種した人物、もしくは会社の国籍、または原生地
バラを育種した人物名、もしくは会社名
そのバラの交配親
先に表記されるのが母親(種子親)、後に表記されるのが父親(花粉親)。母親(種子親)×父親(花粉親)として基本的に表記される。
そのバラの病気に対する強さをベースに、樹勢、耐暑性等を考慮し、育てやすさごとに分類したグループ名。数字が小さいほど育てやすく、数字が大きいほど育てづらい。タイプ0が最強。その数字は、バラが健全に育つために必要な、月々の薬剤散布回数とイコールとなる。害虫においては耐病性よりも、環境や育て方に起因する要因が多いので、タイプと害虫の発生は別である。
バラは品種により、年に咲く季節や咲く回数が異なる。それらの性質ごとにグループ分けされています。
※バラが健全な生育であることが前提条件です。
※返り咲き性のバラは適切な薬剤散布を行わず葉を落とすと、秋に咲く場合もありますが。健全な生育ではありませんのでお勧めできません。
バラの花色。大枠の花色グループと詳細な花色に分けて表示しています。
花色の幅を広く検索したい場合は。花色グループで詳細な花色を検索したい場合は、下段のリストから詳細な花色を選んで検索してください。
※季節や栽培環境や栽培手段により、花色は変わることがあります。
(例・多肥や日射量不足で薄くぼけた色になる。低温時はより濃くなる、薄くなる等)
※6月中旬〜10月上旬の間は、夏場の高温の影響で、基本的に本来の花色で咲くことは稀です。5月〜6月上旬、10月中旬〜11月上旬が本来の花が咲く季節です。
※バラの花色は無限ですが、わかりやすくするために、この花色数に分類しました。
バラの花形。大枠の花形グループと詳細な花形に分けて表示しています。 大枠の花形グループでは、花の持つ雰囲気により、下記の5種類に分けました。
カップ咲きやロゼット咲きなど、ファンタジーやおとぎ話、中世ヨーロッパを思わせるような、甘く可愛らしい花の雰囲気を持つバラ
波状弁咲きや宝珠弁咲きなど、天国や天使、天使の衣装など、天上界を思わせるような、壮麗で甘美、幸福感が感じられるような花の雰囲気を持つバラ
剣弁高芯咲きや半剣弁高芯咲きなど、上品で優雅、整ったフォーマルな場のスーツやドレスなど、シャープで格式高い花の雰囲気を持つバラ
抱え咲きや丸弁八重咲きなど、エレガントに近い雰囲気を持つバラだが、より丸みを帯びた造形で、整っているものの、優しさも共存する花の雰囲気を持つバラ
一重咲きや丸弁半八重咲きなど、自然体であるがまま、装飾されていない、草原に咲いていても、違和感を覚えないナチュラルな花の雰囲気を持つバラ
花形の幅を広く検索したい場合は花形グループで、詳細な花形を検索したい場合は、下段のリストから詳細な花形を選んで検索してください。 詳細な花形は言葉で説明するよりも、実際に見て感じることで自分の好みなどを理解出来ますので、検索してバラにどんな花形があるか感じてみてください。
※季節や栽培環境や栽培手段等により、花形は変わることもあります。
(例・多肥で花弁数の多い、冴えない野暮ったい花形になる。)
※新苗や十分に育っていない株では、本来の花形に咲かない事が多々あります。
※6月中旬〜10月中旬の間は、夏の高温の影響で、基本的に本来の花形で咲くことは稀です。5月〜6月上旬、10月下旬〜11月が本来の花が咲く季節です。
※バラの花形は無限ですが、わかりやすくするために、この花形数に分類しました。
普通のバラにはない個性
※季節や栽培状況により、特性が出ないこともあります。
バラの花の大きさ
バラは同じ種類でも、購入されたばかりと成木になってからでは花の大きさが変わります。また同じ種類の同じ株でも、1輪で咲いた場合と房咲きに咲いた場合とでは花径に違いが出ます。健全に育った成木では「このくらいの大きさで咲くことが多い」という、おおよその目安となります。
※季節や栽培状況により、花の大きさが変わることが多々あります。基本的にバラは夏場や高温期は花が小さくなります。
バラの香りの強さ
※季節や栽培状況、時間帯や嗅ぐ人の体調、個人差等により、香りの強さが変わることもあります。基本的に朝から午前中に香りが良くします。また春や秋に香りが良く、夏場は香りがあまり良くありません。
※香りは個人差が大きくでます。ある人が強いと感じる香りを感じない方もいます。ですが、ひとつの基準をつくらなければお伝え出来ません。今回は木村卓功の経験や感覚をもとに表現してみました。
バラの香りのタイプ。代表的な香りの分類をもとに、バラの香りを9種類にわけ、それらを組み合わせバラの香りを分かりやすく表現しました。
※私は香りの専門家ではありませんが、バラ愛好家の方々の感覚を理解しています。学術的におかしな部分もあるかもしれませんが、バラ愛好家の方々の「わかりやすさ」を第一として表現しております。
※通常フルーツ系の香りはフルーティーと表現されますが、近年そのフルーティーの香りよりも、フルーツ感が強調される香りのバラが増えたため、私はフルーツと表現します。フルーティーの香りはフルーツ+ダマスク等で表現しています。
※通常スパイス系の香りはスパイシーと表現されますが、ダマスクやティーの甘い香りも含まれる場合もあります。甘い香りが含まれないスパイシーの香りをスパイスとし、スパイシーの香りはスパイス+ダマスク等で表現することにしています。
※ダマスク系の香りの成分は、数種類ありますが、わかりやすくするためにダマスクに統一しています。フルーツ系の香りも、数種類ありますが、わかりやすくするためにフルーツに統一しています。その他の香りも「わかりやすさ」を根本としてお伝えしています。
バラの樹の形。バラの樹形は無限ですが、わかりやすく11タイプにわけました。樹形の幅を広く検索したい場合は樹形グループで、詳細な樹形を検索したい場合は、下段のリストから詳細な樹形を選んで検索してください。樹形は剪定によっても変化します。そのバラが平均的に育った場合の樹形となります。
支柱などがなくても自立して育てることができる、比較的コンパクトなバラ
直立タイプと普通タイプは支柱などがなくても自立して育てることができるバラがほとんど。フェンスやオベリスク等、構造物につる仕立ても可能なバラや、つる仕立てにした方が本領発揮するバラもある。横張りタイプと匍匐タイプは広いスペースで自然樹形を楽しむか、フェンスやポール等、構造物につる仕立てにすると良い。
基本的に構造物に誘引しつる仕立てにすると良いバラ。
※つるバラは主に構造物につるバラとして仕立てるので、樹高ではなく枝の伸長で表示しています。つるバラは基本的に年数が経つと、主枝は剛直なものとなります。
バラが成木になってから、春一番花開花時の、おおよその目安の樹高・伸長となります。気候や栽培、剪定等により、同じ品種でも樹高、伸長は変化します。特に鉢植えではより小さく育ちます。鉢のサイズを大きくすれば、より大きく育ちますが、地植え程は大きくなりません。
※トゲの多少は開花枝(人が最もふれる枝)を基準としており、株元やベーサルシュート等、通常関係しない場所のトゲの多さは考慮しておりません。
※トゲに対する感覚は個人によって大きく違います。トゲがとても気になる方は、バラをその場で見てから実物を購入することをお勧めします。
※枝にトゲがなくても葉の裏にはトゲがある場合があります。
樹の生長する勢いを表しています
うどんこ病への抵抗力を表しています
黒星病への抵抗力を表しています
半日陰など日射量不足への適応力を表しています
※半日陰とは、建物に反射した光が良く当たる明るい日陰や、木漏れ日がよく当たる場所、一日に2〜3時間はしっかり日が当たる環境のことを言う。まったく光があたらない場所ではバラは健全に育ちません。
※耐陰性がある場合も、基本的に日が多く当たる環境の方がよりよく育ち、花数が多いです。半日陰の方が良く育つバラは存在しません。
冬場の低温や寒風への適応力を表しています
※寒冷地とは、冬の時期に気温が-10℃以下で何日も続くような地域をさします。
※関東以西の暖地では葉を落とすことなく秋まで生育させれば、基本的に寒さで枯れこむようなバラはありません。また上記の寒冷地につきましても、黒星病等で葉を落とすことなく秋まで健全に生育させることが前提条件です。
夏場の高温や高湿度への適応力を表しています
※性質を表すうえで「強い、弱い」よりも「高い、低い」のほうが相応し言葉もありますが、全体をわかりやすくまとめるために、あえて「強い、弱い」で言葉をまとめてあります。