バラ特性表の説明
バラ苗の各ページには、品種の特性表があります。各特性の説明は下記をご覧ください。

バラの名前

バラの外国語名

バラが属するブランド名
基本的に育種家ごとにブランド名がある。同じ育種家でも、作出から30年程経過したバラは、ブランドから外れる場合が多い。ブランドに属すバラは品種登録や商標登録、など、知的財産権に基づいた法律によって守られているバラが多い。または契約品種など紳士協定に基づき、販売されるバラもある。

バラが世に発表された年

バラを育種した人物、もしくは会社の国籍、または原生地

バラを育種した人物名、もしくは会社名

そのバラの交配親
先に表記されるのが母親(種子親)、後に表記されるのが父親(花粉親)。母親(種子親)×父親(花粉親)として基本的に表記される。

そのバラの病気に対する強さをベースに、樹勢、耐暑性等を考慮し、育てやすさごとに分類したグループ名。数字が小さいほど育てやすく、数字が大きいほど育てづらい。タイプ0が最強。その数字は、バラが健全に育つために必要な、月々の薬剤散布回数とイコールとなる。害虫においては耐病性よりも、環境や育て方に起因する要因が多いので、タイプと害虫の発生は別である。

タイプ0
無農薬でも、ほとんど病気が出ない驚くほどの耐病性を持つバラ。庭木や草花と同じように害虫が出た時だけ殺虫剤をかけるか、捕殺するだけで育つ。半年に一度(3月上旬と9月上旬(冬・夏剪定後))の薬剤(殺菌剤)散布行えば一年を通して綺麗な株姿を維持しやすい。細かなことを気にしなければ無農薬で十分育てられる、今までのバラの常識を超えた画期的なバラ。
タイプ1
無農薬でも育つとても丈夫なバラ。バラの生育期間(3月〜11月)に、月に一度の薬剤散布を行えば、一年を通して綺麗な株姿を維持しやすい。また葉を落としたとしても何事もなかったかのように枝葉を伸ばしなおし、繰り返し咲く強いバラ。
※タイプ1の中でも、よりタイプ0に近い品種は次の薬剤散布が品種説明欄に記載される。「年に5回の剪定後ごとの薬剤散布(殺菌剤)を行えば一年間美しい葉を維持できる。タイミングは3月上旬、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた後の花後剪定後の5回。剪定後は株が小さくなるので散布の仕事量の低減やコスト削減になる。」
タイプ2
ときどきの薬剤散布で良く育つ丈夫なバラ。バラの生育期間(3月〜11月)に、月に2度の適切な薬剤散布を行えば一年を通して綺麗な株姿を維持しやすい。葉を落としたとしても、樹勢により枝葉を伸ばしなおし、繰り返し咲くことが多い。
タイプ3
定期的な薬剤散布で良く育つバラ。バラの生育期間(3月〜11月)に、月に3度の適切な薬剤散布を行えば一年を通して綺麗な株姿を維持しやすい。黒星病によって葉を落としやすいバラが多く、葉を落とし一度調子が崩れると次の花が咲かない時も。手をかけただけ、栽培技術を向上させてだけ、素晴らしい花を咲かせる。咲いたのではなく、「私がこのバラを咲かせた」と思える、育てがいのあるタイプ。
タイプ4
定期的な薬剤散布で良く育つバラ。バラの生育期間(3月〜11月)に、月に4度の適切な薬剤散布を行えば一年を通して綺麗な株姿を維持できる。タイプ1、2、3のバラは定期的な手入れで良く育つが、タイプ4のバラは観察と栽培技術の熟練が必要。定期的な薬剤散布と日々の観察による適切な手入れで良く育つ。樹勢が弱いのに、株に対して蕾をつけすぎて体力を落とすバラが多いので、蕾を早めに取り除くソフトピンチがとても効果的。バラ栽培センスを磨くことが出来る上級者向けのタイプ。初心者や中級者はこのタイプ4は、育てない事をお勧めします。

バラは品種により、年に咲く季節や咲く回数が異なる。それらの性質ごとにグループ分けされています。

四季咲き性
栽培や剪定等を適切に行えば、新芽を伸ばした枝先に、春から初冬にかけ花を咲かせる。ベーサルシュートや太い枝ほど大房に咲いたり、大きな花を咲かせたりします。夏剪定は、9月に入ってから行うとよい品種が多い。
繰り返し咲き性
春に一斉に咲いた後に、2番花も咲かせるが、秋には平均的な枝先や、細い枝先にだけ、ぱらぱらと花を咲かせる。秋の花枝は長めの種類が多い。初秋以降のベーサルシュートや元気な太い枝は、とても長い花枝になることや、花を咲かせず伸びることが多い。(四季咲きと大きく違う点)夏剪定は、お盆明けに行うとよい種類が多い。
返り咲き性
春に一斉に咲いた後に、中くらいの枝先や、細い枝先にだけ2番花を咲かせる。秋以降は、ちらほらと咲くか、ほぼ咲かない。返り咲き性は、基本的には一季咲き性に準ずる。1年間に貯めた栄養を一気に使い咲かせるので春の花数は圧巻です。開花後は枝を伸ばし続けるので、枝を誘引できる広いスペースを考え植える事。
一季咲き性
春から初夏にかけ、一回咲く。年に一回しか咲かない分、1年間に貯めた栄養を一気に使い咲かせるので春の花数は圧巻です。開花後は枝を伸ばし続けるので、枝を誘引できる広いスペースを考え植える事。

※バラが健全な生育であることが前提条件です。
※返り咲き性のバラは適切な薬剤散布を行わず葉を落とすと、秋に咲く場合もありますが。健全な生育ではありませんのでお勧めできません。

バラの花色。大枠の花色グループと詳細な花色に分けて表示しています。
花色の幅を広く検索したい場合は。花色グループで詳細な花色を検索したい場合は、下段のリストから詳細な花色を選んで検索してください。

赤系

エクレア
ローズ赤
イングリッドバーグマン
レディローズ
朱色
ブラックバッカラ
黒赤
オデュッセイア
黒赤紫

ピンク系

ローズドゥレッシュ
濃いピンク
メアリーローズ
ピンク
マダムアベルシャトネ
渋いピンク

淡いピンク系

ナエマ
淡いピンク
フランシスバーネット
ほんのりピンク

黄みがかったピンク系

ジャルダンドゥフランス
コーラルピンク
リサリサ
サーモンピンク
ダムドゥシュノンソー
アプリコットピンク

黄系

マダムシャルルソバージュ
やまぶき色
フランスアンフォ
黄色
エリナ
淡い黄色
レディヒリンドン
アプリコットイエロー

オレンジ系

プリンセスミチコ
濃いオレンジ
ロビン
オレンジ
カレンデュラ
淡いオレンジ
キャラメルアンティーク
アプリコット
セフィーロ
淡いアプリコット

茶系

ブラックティ
濃い茶色
ジュリア
茶色
グレイパール
ベージュ

白系

ジャルダンドゥレソンヌ
クリーム色
マーガレットメリル
アイボリー
アンナプルナ

紫系

ミッドナイトブルー
赤紫
ヴィウーローズ
渋い赤紫
シュリンクス
モーヴ
アントマギーズローズ
紫ピンク

藤色系

ブルームーン
藤色
ブルーグラビティ
青藤色
ガブリエル
淡い藤色

緑系

ラテールヴェール
緑色

※季節や栽培環境や栽培手段により、花色は変わることがあります。
(例・多肥や日射量不足で薄くぼけた色になる。低温時はより濃くなる、薄くなる等)
※6月中旬〜10月上旬の間は、夏場の高温の影響で、基本的に本来の花色で咲くことは稀です。5月〜6月上旬、10月中旬〜11月上旬が本来の花が咲く季節です。
※バラの花色は無限ですが、わかりやすくするために、この花色数に分類しました。

バラの花形。大枠の花形グループと詳細な花形に分けて表示しています。 大枠の花形グループでは、花の持つ雰囲気により、下記の5種類に分けました。

ロマンチック

カップ咲きやロゼット咲きなど、ファンタジーやおとぎ話、中世ヨーロッパを思わせるような、甘く可愛らしい花の雰囲気を持つバラ

メアリーレノックス
ロゼット咲き
ロビン
カップ咲き
宇部小町
ポンポン咲き

ヘブンリー

波状弁咲きや宝珠弁咲きなど、天国や天使、天使の衣装など、天上界を思わせるような、壮麗で甘美、幸福感が感じられるような花の雰囲気を持つバラ

ダフネ
波状弁咲き
シェエラザード
宝珠弁咲き
クチュールローズチリア
切れ込み弁咲き

エレガント

剣弁高芯咲きや半剣弁高芯咲きなど、上品で優雅、整ったフォーマルな場のスーツやドレスなど、シャープで格式高い花の雰囲気を持つバラ

バニティ
剣弁高芯咲き
プリンセスドゥモナコ
半剣弁高芯咲き
ノワール
剣弁咲き
ハニーブーケ
丸弁高芯咲き

ソフトエレガント

抱え咲きや丸弁八重咲きなど、エレガントに近い雰囲気を持つバラだが、より丸みを帯びた造形で、整っているものの、優しさも共存する花の雰囲気を持つバラ

わかな
抱え咲き
ローズドゥグランヴィル
丸弁八重咲き
レディヒリンドン
半剣弁八重咲き
ガブリエルノエル
半剣弁半八重咲き

ナチュラル

一重咲きや丸弁半八重咲きなど、自然体であるがまま、装飾されていない、草原に咲いていても、違和感を覚えないナチュラルな花の雰囲気を持つバラ

デンティベス
一重咲き
アイスバーグ
丸弁半八重咲き

花形の幅を広く検索したい場合は花形グループで、詳細な花形を検索したい場合は、下段のリストから詳細な花形を選んで検索してください。 詳細な花形は言葉で説明するよりも、実際に見て感じることで自分の好みなどを理解出来ますので、検索してバラにどんな花形があるか感じてみてください。

※季節や栽培環境や栽培手段等により、花形は変わることもあります。
(例・多肥で花弁数の多い、冴えない野暮ったい花形になる。)
※新苗や十分に育っていない株では、本来の花形に咲かない事が多々あります。
※6月中旬〜10月中旬の間は、夏の高温の影響で、基本的に本来の花形で咲くことは稀です。5月〜6月上旬、10月下旬〜11月が本来の花が咲く季節です。
※バラの花形は無限ですが、わかりやすくするために、この花形数に分類しました。

普通のバラにはない個性

ほのか
覆輪
花芯に近い花色とは別の色で花弁の縁が覆われる
ディスタントドラムス
複色
ひとつの花の中に複数の花色が存在する
ポールセザンヌ
絞り
花弁に縦のストライプが異なる色で入る
アイオブザタイガー
ブロッチ
花芯に近い花弁に異なる色が入る
モーデンルビー
ハンドペイント
手書きのような不規則な絞り模様やグラデーションが入る
アランブランシャール
水玉
花弁に水玉を散らしたような模様が出る
シドニー
ボタンアイ
花芯に近い花弁がボタンのように丸まる
マダムアルディ
グリーアイ
花芯のしべの代わりにグリーンの造形が形作られる

※季節や栽培状況により、特性が出ないこともあります。

バラの花の大きさ
バラは同じ種類でも、購入されたばかりと成木になってからでは花の大きさが変わります。また同じ種類の同じ株でも、1輪で咲いた場合と房咲きに咲いた場合とでは花径に違いが出ます。健全に育った成木では「このくらいの大きさで咲くことが多い」という、おおよその目安となります。

極小輪
3cm以下
小輪
3〜5cm
小中輪
5〜7cm
中輪
7〜9cm
中大輪
9〜11cm
大輪
11〜14cm
巨大輪
15cm以上

※季節や栽培状況により、花の大きさが変わることが多々あります。基本的にバラは夏場や高温期は花が小さくなります。

バラの香りの強さ

強香
強く感じる香り
中香
ほどよく感じる香り
微香
うっすらと感じる香り
超微香
ほとんど香らない香り

※季節や栽培状況、時間帯や嗅ぐ人の体調、個人差等により、香りの強さが変わることもあります。基本的に朝から午前中に香りが良くします。また春や秋に香りが良く、夏場は香りがあまり良くありません。
※香りは個人差が大きくでます。ある人が強いと感じる香りを感じない方もいます。ですが、ひとつの基準をつくらなければお伝え出来ません。今回は木村卓功の経験や感覚をもとに表現してみました。

バラの香りのタイプ。代表的な香りの分類をもとに、バラの香りを9種類にわけ、それらを組み合わせバラの香りを分かりやすく表現しました。

ダマスク
バラの香水のような、典型的なバラの香り
フルーツ
ダマスクの香りがベースにある、桃やアプリコット、洋梨、マンゴー、ベリー類等、フルーツを感じる香り
ティー
紅茶の缶を開けた時のような香りや、花屋さんの店先で感じる香り
ブルー
藤色系のバラに多くある、ダマスクとティーにパウダーの混ざる絶妙な甘い香り
ミルラ
ダマスクの香りがベースにある、アニスシードや中華料理に使われるスパイス、八角のような個性的で独特な香り
スパイス
スパイスのクローブのような、刺激を感じる乾いた香り
パウダー
小麦粉のような、粉っぽさを感じる香り
グリーン
草を切ったり触ったりしたときに感じる、さわやかな植物の香り
ハーブ
ヨモギ、ミント、バジル、タイム、セージ等ハーブを触った時や、針葉樹の葉を触った時のような薬香感のある植物の香り

※私は香りの専門家ではありませんが、バラ愛好家の方々の感覚を理解しています。学術的におかしな部分もあるかもしれませんが、バラ愛好家の方々の「わかりやすさ」を第一として表現しております。
※通常フルーツ系の香りはフルーティーと表現されますが、近年そのフルーティーの香りよりも、フルーツ感が強調される香りのバラが増えたため、私はフルーツと表現します。フルーティーの香りはフルーツ+ダマスク等で表現しています。
※通常スパイス系の香りはスパイシーと表現されますが、ダマスクやティーの甘い香りも含まれる場合もあります。甘い香りが含まれないスパイシーの香りをスパイスとし、スパイシーの香りはスパイス+ダマスク等で表現することにしています。
※ダマスク系の香りの成分は、数種類ありますが、わかりやすくするためにダマスクに統一しています。フルーツ系の香りも、数種類ありますが、わかりやすくするためにフルーツに統一しています。その他の香りも「わかりやすさ」を根本としてお伝えしています。

バラの樹の形。バラの樹形は無限ですが、わかりやすく11タイプにわけました。樹形の幅を広く検索したい場合は樹形グループで、詳細な樹形を検索したい場合は、下段のリストから詳細な樹形を選んで検索してください。樹形は剪定によっても変化します。そのバラが平均的に育った場合の樹形となります。

木立樹形

支柱などがなくても自立して育てることができる、比較的コンパクトなバラ

木立樹形 直立タイプ
樹高に対して枝張りは0.8倍前後、とてもコンパクト
木立樹形 普通タイプ
樹高に対して枝張りは1倍前後、コンパクト
木立樹形 横張タイプ
樹高に対して枝張りは1.2倍前後、やや広がる

シュラブ樹形

直立タイプと普通タイプは支柱などがなくても自立して育てることができるバラがほとんど。フェンスやオベリスク等、構造物につる仕立ても可能なバラや、つる仕立てにした方が本領発揮するバラもある。横張りタイプと匍匐タイプは広いスペースで自然樹形を楽しむか、フェンスやポール等、構造物につる仕立てにすると良い。

シュラブ樹形 直立タイプ
樹高に対して枝張りは0.8~1倍前後、コンパクト
シュラブ樹形 普通タイプ
樹高に対して枝張りは1.2倍前後、やや広がる
シュラブ樹形 横張タイプ
樹高に対して枝張りは2倍前後、広がる
シュラブ樹形 匍匐タイプ
樹高に対して枝張りは5倍前後、とても広がる

つる樹形

基本的に構造物に誘引しつる仕立てにすると良いバラ。
※つるバラは主に構造物につるバラとして仕立てるので、樹高ではなく枝の伸長で表示しています。つるバラは基本的に年数が経つと、主枝は剛直なものとなります。

つる樹形 しっかりタイプ
側枝が硬めなのでおおらかな誘引に向く
つる樹形 しなやかタイプ
側枝が柔らかいので細かな誘引もできる
つる樹形 横張タイプ
樹勢がとても強いので、大きなフェンスや壁面等、広いスペースに向く
つる樹形 匍匐タイプ
側枝がしなやか、枝に自由が効くので様々な場所に向く

バラが成木になってから、春一番花開花時の、おおよその目安の樹高・伸長となります。気候や栽培、剪定等により、同じ品種でも樹高、伸長は変化します。特に鉢植えではより小さく育ちます。鉢のサイズを大きくすれば、より大きく育ちますが、地植え程は大きくなりません。

樹高(木立樹形、シュラブ樹形)

30cm以下
とても小さい木立やシュラブ
30〜60cm
小さい木立やシュラブ
60〜90cm
やや小さい木立やシュラブ
90〜120cm
普通の木立やシュラブ
120〜150cm
やや大きい木立やシュラブ
150〜200cm
大きい木立やシュラブ

伸長(つる樹形)

2m〜3m
コンパクトなつるばら
3m〜5m
平均的なつるバラ
5m以上
大きく伸びるつるバラ
トゲがとても少ない
トゲがあるのが分からないほど少ない
トゲが少ない
トゲが気になる事がないほどトゲが少ない
トゲは普通
気になるくらいのトゲがあるが、トゲがない場所を持てるくらいのトゲの多さ
トゲが多い
トゲがとても多く、トゲのない場所を探せないほどトゲが多い

※トゲの多少は開花枝(人が最もふれる枝)を基準としており、株元やベーサルシュート等、通常関係しない場所のトゲの多さは考慮しておりません。
※トゲに対する感覚は個人によって大きく違います。トゲがとても気になる方は、バラをその場で見てから実物を購入することをお勧めします。
※枝にトゲがなくても葉の裏にはトゲがある場合があります。

樹の生長する勢いを表しています

樹勢がとても強い
素晴らしく良く育つ
樹勢が強い
とても良く育つ
樹勢は普通
良く育つ
樹勢が弱い
あまり良く育たない
樹勢がとても弱い
ほとんど育たない

うどんこ病への抵抗力を表しています

うどんこ病にとても強い
年に2度(3月上旬と9月上旬)の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない。環境が良ければ無農薬でも病気にならない
うどんこ病に強い
月に1度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない
うどんこ病は普通
月に2度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない
うどんこ病に弱い
月に3度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない
うどんこ病にとても弱い
月に4度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない

黒星病への抵抗力を表しています

黒星病にとても強い
年に2度(3月上旬と9月上旬)の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない。環境が良ければ無農薬でも病気にならない
黒星病に強い
月に1度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない
黒星病は普通
月に2度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない
黒星病に弱い
月に3度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない
黒星病にとても弱い
月に4度の薬剤(殺菌剤)散布を行えば、ほとんど病気にならない

半日陰など日射量不足への適応力を表しています

耐陰性がとても強い
半日陰でとても良く育つ
耐陰性が強い
半日陰で良く育つ
耐陰性は普通
半日陰で育つ
耐陰性が弱い
半日陰で良く育たない
耐陰性がとても弱い
半日陰だとほぼ枯れる

※半日陰とは、建物に反射した光が良く当たる明るい日陰や、木漏れ日がよく当たる場所、一日に2〜3時間はしっかり日が当たる環境のことを言う。まったく光があたらない場所ではバラは健全に育ちません。
※耐陰性がある場合も、基本的に日が多く当たる環境の方がよりよく育ち、花数が多いです。半日陰の方が良く育つバラは存在しません。

冬場の低温や寒風への適応力を表しています

耐寒性がとても強い
寒冷地でも防寒対策なしに冬の寒さに耐えられる
耐寒性が強い
寒冷地で防寒対策を行えば、十分冬の寒さに耐えられる。防寒対策なしでも耐えられることも
耐寒性は普通
寒冷地で防寒対策を行えば、冬の寒さに耐えられる
耐寒性が弱い
寒冷地で防寒対策を行っても枯れやすい
耐寒性がとても弱い
寒冷地で防寒対策を行ってもほぼ枯れる

※寒冷地とは、冬の時期に気温が-10℃以下で何日も続くような地域をさします。
※関東以西の暖地では葉を落とすことなく秋まで生育させれば、基本的に寒さで枯れこむようなバラはありません。また上記の寒冷地につきましても、黒星病等で葉を落とすことなく秋まで健全に生育させることが前提条件です。

夏場の高温や高湿度への適応力を表しています

耐暑性がとても強い
関東以西の暖地で、かなりの高温が来ても、とても良く育つ
耐暑性が強い
関東以西の暖地で、かなりの高温が来ても、良く育つ
耐暑性は普通
関東以西の暖地で、かなりの高温が来ない限り、良く育つ
耐暑性が弱い
関東以西の暖地では夏場に枯れこみやすく、枯れなくても株が弱りやすい
耐暑性がとても弱い
関東以西の暖地では夏場にほぼ枯れる

※性質を表すうえで「強い、弱い」よりも「高い、低い」のほうが相応し言葉もありますが、全体をわかりやすくまとめるために、あえて「強い、弱い」で言葉をまとめてあります。

おすすめ
木村卓功がぜひ育てて欲しいとおすすめするバラ
初心者向き
初めてバラを育てる方にお勧めできるほど、育てやすいバラ
タイプ1以上
育てやすさの基準であるタイプ1以上のバラ
コンパクトに育つ
小さなスペースでも育てやすい
花もちが良い
花持ちが良く、切り花にも向くバラ
ローズヒップが楽しめる
観賞価値のある実がなるバラ
斑入り
葉に斑が入る
皇室・王室に捧げられた
皇室や王室の方々に捧げられたバラ
著名人に捧げられた
著名人に捧げられたバラ
鉢植え向き
鉢植えに向くバラ
地植え向き
地植えに向くバラ
アーチ向き
アーチに向くバラ。花枝短めで、株元から花を咲かせる
パーゴラ向き
パーゴラに向くバラ。とても伸長力があり開花した花が観賞する方向に咲く
オベリスク・トレリス向き
低いオベリスクやトレリス、ポールに向くバラ、あまり大きくならない
ポール向き
高いオベリスクやトレリス、ポールに向くバラ、大きく高く育つ
低いフェンス向き
伸長力があり、横へと伸びるしなやかな枝を持つ
高いフェンス向き
伸長力があり、広範囲に花をさかせる
壁面向き
とても伸長力があり、かなり広範囲に花を咲かせる